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大動脈分岐部リンパ節転移を伴う直腸癌に対し化学療法後に腹腔鏡手術を行った1例
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JPY
Abstract
症例は63 歳,男性。主訴は排便困難。精査のため下部消化管内視鏡検査を行ったところ,上部直腸に全周性の3 型病変を認めファイバースコープは通過不能であった。胸腹部造影CT 検査では腹部大動脈分岐部に6 cm 大の腫大したリンパ節を認め,さらに右肺S3 に8 mm 大の結節陰影を認めた。腹部大動脈分岐部の腫大したリンパ節は巨大で下大静脈に浸潤していると診断し切除不能と判断した。切除不能進行直腸癌,cT3N3M1a(PUL1),cStage Ⅳa と診断し,化学療法の治療方針とした。CapeOX+Bmab を4 コース行った。化学療法後の胸腹部造影CT 検査では原発巣およびリンパ節転移は縮小し,さらに肺の結節陰影は空洞化したため効果判定PR となり切除可能と判断した。腹腔鏡下直腸切除術を行った。組織学的効果判定は原発巣Grade 1a,リンパ節Grade 2 であった。術後,化学療法CapeOXを4 コース行い,転移性肺癌に対し右肺部分切除を行った。今回,大動脈分岐部リンパ節転移を伴う直腸癌に対し化学療法後に腹腔鏡手術を行った1 例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/47040/667