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術後11年の長期生存が得られているS 状結腸癌異時性膵転移の1 例
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JPY
Abstract
症例は44 歳,女性。2002 年2 月に腹痛を主訴に来院し,下部消化管内視鏡でS 状結腸に全周性の2 型腫瘍を認め,CT では多発肝転移を認めた。同年3 月にS 状結腸切除術を施行した。以後術後5 年目までに二度の肝切除術,ラジオ波焼灼術,二度の吻合部切除術,肺切除術を行った。2008 年1 月,CTで膵体尾部に腫瘤が出現したため膵体尾部切除術を施行した。術後病理組織学的診断はS 状結腸癌の膵転移であった。2010 年9 月のCTで左総腸骨動脈リンパ節転移が出現したが,化学療法が奏効しリンパ節腫大は消失した。初回手術より17 年,膵切除術より11 年が経過した現在も再発なく外来通院中である。大腸癌の膵転移は比較的まれであり,切除可能例はさらにまれであると考えられるが,手術を含めた集学的治療を積極的に行うことにより良好な予後が得られた症例を経験したため報告する。
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/content/article/0385-0684/47050/847