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胸髄内転移による両下肢脱力と膀胱直腸障害に化学療法が有効であった小細胞肺癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は77 歳,男性。1 年9 か月前に骨転移を伴う小細胞肺癌(cT3N3M1b, Stage ⅣA)と診断され,化学療法6 コース後にpartial response を得られた。終了5 か月後に脳転移を認め,全脳照射により多発性脳転移は消失した。さらに5 か月後に左下肢優位の両下肢脱力を生じ,立位保持困難と膀胱直腸障害も出現した。脊髄造影MRI 検査にて第10 胸椎レベルに胸髄内転移を認めた。化学療法1 コース終了時には下肢脱力および膀胱直腸障害は改善し,胸髄内転移病変の縮小が確認された。肺癌の経過中に神経症状が出現することはまれではないが,髄内転移による神経障害は回復が困難なことが多い。今回われわれは,症状出現より早期に診断し化学療法により神経症状の改善が得られた症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/47080/1217