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腹腔鏡下に修復した肝臓癌手術後の横隔膜ヘルニアの1 例
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JPY
Abstract
今回われわれは,肝臓癌に対する肝左葉切除後に発生した横隔膜ヘルニアに対し,腹腔鏡下の修復術を施行した症例を経験した。症例は70 歳台,女性。肝細胞癌に対し,9 か月前に肝左葉切除施行,術後フォローのCT 撮影直後に嘔吐があり,その後から心窩部痛が出現し当院を受診した。受診後胃管を留置し減圧するも心窩部痛は改善せず,翌日の造影CT で横隔膜ヘルニア嵌頓と診断し,腹腔鏡下横隔膜ヘルニア修復術を施行した。4 ポートで手術を開始し,前回手術の癒着はほとんどなかった。横隔膜ヘルニアに嵌頓している胃を腹腔内に還納し,横隔膜を2-0 プロリンで縫合閉鎖した。嵌頓していた胃は徐々に血流が改善したため,胃切除は行わなかった。術後経過良好で術後7 日目に退院,外来経過観察中であるがヘルニアの再発は認めていない。
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/content/article/0385-0684/47110/1630