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PD‒L1(SP142)陽性肺癌・乳癌重複癌に対してアテゾリズマブ併用療法が奏効した1 例
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JPY
Abstract
症例は56 歳,女性。右乳房腫瘤を自覚し近医を受診,精査加療目的にて当院紹介となった。乳腺超音波検査にて右乳腺C 領域に約5 cm 大の腫瘤を認め,針生検にて右乳癌(浸潤性乳管癌,ER 陰性,PgR 陰性,HER2 陰性,Ki‒67 高発現)との診断に至った。CT 検査では,右乳腺腫瘤,右腋窩リンパ節腫大,肝腫瘍,縦隔リンパ節腫大および肺腫瘍が認められた。肺腫瘍に対して気管支鏡下生検を行い,原発性肺癌との診断を得た。また,骨シンチグラフィでは右大腿骨近位部に溶骨性変化が認められた。治療前診断は,肺腺癌,cT2a,N2/3,M1b/1c(HEP,OSS),Stage ⅢA/B or ⅣA/B(PD‒L1 陽性),右乳癌,T4b,N2,M0/1(HEP,OSS,LYM),Stage ⅢB or Ⅳ triple‒negative(PD‒L1 陽性)の重複癌であった。右乳癌に対して局所出血コントロール目的にて手術(単純乳房切除および腋窩リンパ節郭清術)を施行し,その後に全身化学療法(アテゾリズマブ+カルボプラチン+パクリタキセル)を開始したところ,部分奏効が得られた。今回,PD‒L1(SP142)陽性肺癌・乳癌重複癌に対してアテゾリズマブ併用療法が奏効した1 例を経験した。
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/content/article/0385-0684/47130/1741