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JPY
Abstract
症例1: 62 歳,男性。左下腹部痛を来し,当院へ救急搬送された。胃穿孔の診断で,緊急で大網充塡術を施行した。術後の上部消化管内視鏡検査で,体上部小弯に潰瘍性病変を認め,生検で低分化腺癌と診断された。初回手術から70 日後に胃全摘+D2 郭清を施行した。摘出標本では穿孔部に一致して2 型胃癌が認められ,進行度はpT3pN0M0,pStage ⅡA であった。術後S‒1 による補助療法を導入し,初回手術から12 か月,無再発生存中である。症例2: 71 歳,男性。夕食後,上腹部痛が出現し当院に救急搬送された。胃穿孔が示唆され緊急で腹腔鏡下手術を行うと,体部前壁に径8 mm 程度の穿孔部を認め,穿孔部を連続縫合閉鎖し,さらに大網で被覆した。術後,穿孔部周囲の切除組織から高分化管状腺癌が検出され,胃癌穿孔と診断した。初回手術から28 日後に胃全摘+D2 郭清を施行,進行度はpT3pN0M0,pStage ⅡA であった。術後CapeOX 療法を導入し,初回手術から12 か月,無再発生存中である。
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/content/article/0385-0684/47130/1842