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固形癌DIC に対する遺伝子組換えヒトトロンボモジュリン療法における全身性炎症性マーカーの臨床的意義
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JPY
Abstract
背景: 近年,担癌患者の末梢血の好中球・リンパ球比(NLR),血小板・リンパ球比(PLR),リンパ球・単球比(LMR)などが全身性炎症性反応を評価する指標として,種々の癌腫において報告されている。一方で,遺伝子組換えヒトトロンボモジュリン製剤(rTM)の固形癌DIC に対する有用性が散見されるようになった。本研究では,固形癌DIC に対するrTM療法における全身性炎症性マーカーの臨床的意義を検討した。対象と方法: DIC 症例に対してrTM を投与した固形癌患者63 例を対象とし,NLR,LMR,PLR とDIC 離脱率および28 日生存率との相関を確認した。結果: DIC 離脱率との検討では,LMR で相関はなく(p=0.655),低NLR 症例や低PLR 症例では有意に離脱率が高かった(p=0.037,p=0.024)。さらに28 日生存率との検討においてもLMR では相関はなく(p=0.632),低NLR 症例や低PLR 症例では有意に28 日生存率が高かった(p=0.046,p=0.014)。結語: NLR およびPLR は固形癌DIC に対するrTM 療法において,DIC 離脱率や28 日生存率の予後予測マーカーとして有用性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/47130/1939