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乳癌皮膚転移との鑑別を要したメトロニダゾールゲル起因性皮膚炎の1 例
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JPY
Abstract
症例は70 歳,女性。3 年前より右乳房腫瘤を自覚するも,放置していた。増大を認め,出血も伴うようになったために近医を受診し,精査加療目的にて当院紹介となった。来院時,右乳房内上部に約8 cm 大の易出血性潰瘍を伴う腫瘤が認められた。乳腺超音波検査にて右A 区域に約8 cm 大の腫瘤を確認,針生検にて浸潤性乳管癌(ER 強陽性,PgR 強陽性,HER2 陽性,Ki‒67 低発現)であった。右腋窩リンパ転移を認めるも遠隔転移はなく,治療前診断は右乳癌,cT4bN1M0,Stage ⅢB,Luminal HER であった。ペルツズマブ,トラスツズマブ,ドセタキセルにて化学療法を開始したところ,6 サイクル投与で部分奏効が得られた。その後,右乳房全体に発赤を認め,乳癌皮膚転移が疑われた。メトロニダゾールゲル起因性皮膚炎も鑑別とされ,塗布中止としたところ改善が認められた。パッチテストにてメトロニダゾールゲルに対する反応を有し,メトロニダゾールゲル起因性皮膚炎との診断に至った。
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/content/article/0385-0684/47130/2089