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閉経前ホルモン陽性乳癌術後の多発骨転移・肝肺転移再発に対し Leuprorelin+Anastrozole 併用療法が著効した1 例
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JPY
Abstract
症例は48 歳,女性。45 歳時,閉経前ホルモン陽性HER2 陰性左乳癌(T2N1M0,cStage ⅡB)に対し他院で胸筋温存乳房切除術・リンパ節郭清術を施行され,術後LH-RH アゴニスト+tamoxifen 療法および放射線照射が開始された。ホットフラッシュのためtamoxifen は約1 年で不耐中止となり,以降受診も自己中断していた。3 年後に腰痛を主訴に当院へ紹介となり,PET-CT で多発骨転移・単発肝転移・多発肺転移再発と診断された。医療用麻薬併用の上,緩和的放射線療法および一次内分泌療法leuprorelin+anastrozole(LA)療法を開始した。治療開始から18 か月後のPET-CT で骨転移のFDG集積は消失し右坐骨が残存するのみとなり,造影CT 上,肝転移や肺転移の完全消失を認めた。その後,肝/骨転移の再増大を認めるまで,合計30 か月間,同治療を継続することができた。tamoxifen 不耐後に出現した閉経前ホルモン陽性乳癌術後の遠隔転移再発に対し化学療法の開始が困難な場合でも,LA 療法が有効となり得ることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/47130/2141