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Kocher 授動手技によるアプローチで腹腔鏡下局所切除した十二指腸水平脚GIST の1 例
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JPY
Abstract
十二指腸原発消化管間葉系腫瘍(GIST)は比較的まれである。今回,十二指腸水平脚のGIST に対しKocher 授動手技を用いたアプローチで腹腔鏡下に切除し得た1 例を経験したので報告する。症例は49 歳,女性。身長150 cm,体重98.7 kg,BMI 43.4 kg/m2 であった。胆石症の精査で十二指腸水平脚に約20 mm 大の腫瘤性病変を認めた。GIST の可能性が高く,腹腔鏡下十二指腸局所切除を施行した。Kocher 授動にて十二指腸球部から水平脚までを授動し,腫瘍部を頭側に引きだし,linear stapler にて局所切除を施行した。手術時間152 分,出血量は少量であった。術後経過は良好で,合併症なく術後7 日目に退院となった。病理組織学的診断は超低リスクのGIST であった。Kocher 授動を用いたアプローチによる腹腔鏡下十二指腸局所切除は,高度肥満症例でも有用な術式の一つになり得ると考えられた。
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/content/article/0385-0684/47130/2144