No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
AFP およびPIVKA‒Ⅱがともに高値を示した胃癌術後早期肝転移再発の1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は67 歳,男性。食欲不振を主訴に前医を受診し,内視鏡検査で胃癌を指摘され紹介となった。内視鏡検査では胃角部に6 cm 大の0-Ⅰ型の腫瘍を認めた。造影CT 検査では明らかな所属リンパ節転移や遠隔転移は認めなかった。幽門側胃切除術,Billroth Ⅰ再建を行った。経過は良好で術後11 日目に退院された。術後病理組織学的診断はpT2N0M0,pStage ⅠBで,術後経過観察の方針となった。術後4 か月の採血でCA19-9,AFP,PIVKA-Ⅱ高値,CT で多発肝腫瘍を認めた。原発性肝癌の可能性を鑑別にあげ,肝生検が行われた。肝生検の結果,胃癌の肝転移と診断された。化学療法が開始されたが,最終的に門脈腫瘍塞栓,腹水貯留を認め,再発後1 年で原病死された。AFP およびPIVKA-Ⅱ産生胃癌は,進行・切除不能症例が多いとされている。AFP およびPIVKA-Ⅱ産生胃癌について若干の文献的考察を加えて報告する。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/47130/2156