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悪性食道狭窄に対する内視鏡的食道ステント留置術の検討
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JPY
Abstract
悪性食道狭窄は経口摂取を不能とし,生活の質(QOL)を著しく低下させる。内視鏡的食道ステント留置術は低侵襲かつ簡便であり,今回われわれはその治療成績を検討した。2014 年4 月~2019 年12 月までに食道ステント留置術を施行した悪性食道狭窄20 例を対象とした。そのうち6 例(30%)に瘻孔形成を認めた。食道ステントはカバードタイプを使用し,食道胃接合部にかかるものは逆流防止弁付きのものを使用した。嚥下障害スコアは食道ステント留置前の3.3±0.6 から留置後は1.8±0.9(p<0.01)と有意に改善がみられた。ステント留置に伴う合併症は6 例(30%),13 例(65%)で退院が可能であったが,7 例(35%)は在院死亡の転帰となった。在院死亡例では7 例中4 例が瘻孔形成を有していた。悪性食道狭窄に対する食道ステント留置術は摂食状況が改善され,QOL 向上に寄与すると考えられるが,瘻孔形成症例における予後は不良である。
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/content/article/0385-0684/47130/2177