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JPY
Abstract
消化管原発の神経内分泌癌は比較的まれな疾患であり,治療法はまだ議論の余地がある。今回われわれは,大腸原発の神経内分泌癌を2 例経験した。症例1 は75 歳,男性。2 か月続く肛門痛を主訴に受診し,造影CT 検査では直腸腫瘍,多発リンパ節転移を認めた。下部消化管内視鏡検査ではRb‒P に半周性3 型病変を認め,生検で神経内分泌癌の診断となった。症状緩和目的に人工肛門を造設した後,etoposide/cisplatin(EP)療法を導入した。6 コース施行するも効果判定PD となり,緩和治療に移行となった。症例2 は69 歳,男性。心窩部不快感,下腹部痛,腰痛を主訴に受診した。造影CT 検査で横行結腸腫瘍,多発肝肺転移,多発リンパ節腫大を認め,下部消化管内視鏡検査では横行結腸に全周性腫瘍を認めた。生検で神経内分泌癌の診断となった。本人の希望で対症療法のみを行っていたが,初診より2 か月で原病死した。
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/content/article/0385-0684/47130/2189