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Conversion Surgery により根治切除し得た切除不能進行胃癌の1 例
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JPY
Abstract
切除不能進行胃癌は予後不良の疾患であるが,化学療法奏効例に対してconversion surgery を行うことで長期予後が得られるとの報告が散見される。今回,conversion surgery によって根治切除し得た切除不能進行胃癌を経験したので報告する。症例は70 歳,男性。進行胃癌・多発肝転移の診断で,一次療法としてSP 療法(S-1 120 mg/body+CDDP 90 mg/body)を施行した。副作用のため,二次治療のirinotecan 療法(CPT-11 200 mg/body)へ移行しcCR が得られた。44 か月後,局所再発を認め,CPT-11 療法を再開とした。30 か月間のstable disease(SD)を得られたが,播種結節出現のためprogressive disease(PD)として三次治療の免疫療法(nivolumab 150 mg/body)へ移行した。播種結節の縮小を認めたが,貧血のため頻回な輸血が必要であり,姑息的手術として幽門側胃切除術を行う方針とした。術中所見で非治癒因子がなく,膵頭十二指腸切除術による根治切除が可能であると判断し,術式を変更した。手術時間6 時間35 分,出血量は312 g であった。病理組織学的所見はypT2N1M0P0M0,ypStageⅡA であった。術後13 か月経過し,無再発生存中である。
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/content/article/0385-0684/47130/2254