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卵巣静脈から発生したと考えられた平滑筋肉腫の1 切除例
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JPY
Abstract
症例は46 歳,女性。増大傾向にある後腹膜腫瘤の精査目的に紹介となった。各種精査にて悪性病変が否定できず,腫瘍摘出術を行った。開腹すると既知の後腹膜腫瘍が十二指腸を腹壁側に圧排していた。腫瘍は弾性硬で可動性良好であった。周囲組織を剝離していくと腫瘍は右卵巣静脈と固着していた。右卵巣静脈を結紮切離して腫瘍と一塊にして摘出した。病理組織学的検査では,腫瘍内部は錯綜,花筵状,束状に増殖する紡錘形細胞で構成されていた。免疫染色でHHF35(+),h‒caldesmon(+)であった。右卵巣静脈の平滑筋と連続した平滑筋肉腫であったため,血管平滑筋が発生母地と考えられた。術後2 年経過しているが,現在まで局所再発や転移は認めていない。
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/content/article/0385-0684/47130/2269