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腹腔鏡下に高度癒着していたS 状結腸を合併切除した小腸原発悪性リンパ腫の1 例
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JPY
Abstract
症例は85 歳,男性。意識消失を主訴に当院救急外来を受診し,貧血および便潜血陽性を指摘された。精査を行ったところ,下部消化管内視鏡検査で回盲弁より10~14 cm 口側の回腸に不整な潰瘍性病変を指摘された。生検でびまん性大細胞性B 細胞リンパ腫(diffuse large B‒cell lymphoma: DLBCL)と診断,腹腔鏡下小腸切除術を行った。術中に腫瘍はS 状結腸と高度に癒着しており,S 状結腸部分切除も併せて行った。消化管原発悪性リンパ腫は時に穿孔を来す可能性があることから,一般的に手術適応となる。しかし本症例のように腫瘍の浸潤・癒着により,近傍の腸管を巻き込むことはまれである。そのような場合でも腹腔鏡手術で切除することは有用である。
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/content/article/0385-0684/48020/254