No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
がん免疫編集理論,がん免疫サイクル理論は腫瘍免疫を説明する二つの基本理論である。最新のテクノロジーを使った研究は腫瘍免疫にCD8+ T 細胞のみならず,CD4+ T 細胞が必須であることを証明し,その分化マーカー・機能分子発現によるphenotype,TCR レパトア解析によるclonotype を明らかにしている。また,抗腫瘍T 細胞免疫をつかさどるCD8+T 細胞,CD4+ T 細胞は,われわれが予想していたよりもはるかに広く全身性に分布していることも証明された。末梢血循環は二次リンパ臓器でプライミング→クローン増殖したT 細胞を全身に配置するための通り道であり,T 細胞遊走・浸潤という重要なステップを担うがん免疫サイクルの現場でもある。PD‒1 阻害薬,抗CTLA‒4 抗体の奏効メカニズムを考察しながら,腫瘍免疫の窓ともいえる末梢血から何がみえるのか論じてみたい。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/48030/315