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当院での乳がん再発症例に対するCDK4/6 阻害剤治療後の治療成績
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JPY
Abstract
パルボシクリブはCDK4/6 を選択的に阻害する新規の経口分子標的薬であり,その効果から化学療法開始を遅らせることが期待され,2017 年9 月HR 陽性HER2 陰性の切除不能または再発乳がんに対する適応承認を取得した。その後のパルボシクリブの臨床試験の解析ではPFS は有意な延長を認めたが,OS が改善されなかったことやパルボシクリブ後の治療において奏効期間が短くなることが報告されている。今回,当院乳腺外科と関連病院で継続的に治療できたパルボシクリブPD 後,エリブリンもしくはカペシタビンを投与した10 例に対し有効性と安全性を検討した。エリブリンを投与した5 例の年齢中央値56.0(43~65)歳,カペシタビンを投与した5 例の年齢中央値49.4(39~71)歳,ホルモン受容体は全例で陽性であった。両群ともに内臓転移(主に肺,肝臓)を認めた。前治療であるパルボシクリブ投与line 数中央値はエリブリン投与群で2(2~3),カペシタビン投与群で1(1~2)であった。さらにパルボシクリブ投与期間の平均値はエリブリン投与群で7.0(3~13)か月,カペシタビン投与群で7.4(4~15)か月であった。PFS はエリブリン投与群で5.8(4~7)か月,カペシタビン投与群で6.4(3~10)か月であった。治療効果は両群ともにPR 2 例(40%),SD が3 例(60₀%)であった。よって今回の検討では,パルボシクリブ投与後でも有効性を認めた。
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