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根治切除不能なHER2 陽性胃癌に対し化学療法後にConversion Surgery を施行した1 例
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JPY
Abstract
症例は72 歳,男性。心窩部不快感を主訴に前医を受診した。上部消化管内視鏡検査で胃体上部に3 型病変を認め,精査加療目的で当院に紹介となった。CT 上,膵体尾部浸潤・多発肝転移・大動脈周囲リンパ節転移を認めた。HER2 陽性であったためcapecitabine+cisplatin+trastuzumab による化学療法を施行したところ原発巣は消失したが,20 コース終了後の上部消化管内視鏡検査で再発を認めた。conversion surgery の方針とし,化学療法開始後1 年10 か月で胃全摘・尾側膵脾合併切除・肝部分切除を施行した。術後は経口摂取が安定せず,経過観察とした。術後1 年6 か月で腹腔動脈リンパ節に再発が出現し,capecitabine+trastuzumab を10 コース施行した。その後,ramucirumab+paclitaxel,irinotecan,nivolumabを施行したが全身状態が悪化し,当院初診後5 年11 か月で死亡した。長期生存した要因としてHER2 陽性で,化学療法で病勢がコントロールし得たことと,conversion surgery が可能であったことが考えられた。
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/content/article/0385-0684/48040/593