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SOX 療法にて骨髄癌腫症に伴う播種性血管内凝固から離脱し長期生存を得た胃癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は36 歳,男性。前医で診断された胃体部の4 型切除不能進行胃癌の治療目的に当院を受診した。初診時にすでに癌性リンパ管症ならびに播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation: DIC)を発症した播種性骨髄癌腫症と診断した。即日入院し,組換えヒト可溶型トロンボモジュリン(rTM)製剤を併用しながらS-1+oxaliplatin(SOX)療法を施行したところ1 コースの投薬にてDIC を離脱し,上昇していた腫瘍マーカーもその後正常化した。現在に至るまで14 か月の生存期間を得られている。切除不能進行胃癌に対する化学療法にてDIC を離脱した症例報告は散見されるが,oxaliplatin を使用したレジメンでの報告はなく,本薬剤を用いたレジメンは播種性骨髄癌腫症,DIC を併発した胃癌の予後改善に寄与する可能性が示唆された。
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