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JPY
Abstract
マルチターゲットチロシンキナーゼ阻害薬であるパゾパニブは重篤な副作用として気胸の発生が知られているが,腎細胞癌症例に対するパゾパニブ投与例では気胸発生の報告がない。症例は71歳,男性。腎細胞癌術後の経過観察のCT で左肺門縦隔リンパ節腫大が出現した。画像所見から腎細胞癌のリンパ節転移を疑った。他に再発所見なく手術を行なうことにした。術中の迅速病理診断で腎細胞癌のリンパ節転移の診断であり,左肺上葉切除と縦隔リンパ節郭清を行なった。術後療法としてパゾパニブの投与が行なわれたが,治療開始101日目に左気胸を発症した。胸腔ドレナージのみでは改善が得られず手術を行なった。疾患により副作用としての気胸の発生頻度に差がある理由は不明であるが,薬剤による気胸の発生は常に念頭に置き対応できる体制が必要である。
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/content/article/0385-0684/48070/975