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乳房造影MRI で乳房内病変が存在しなかった潜在性乳癌の治療成績
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JPY
Abstract
潜在性乳癌は,乳房内病変を認めず腋窩リンパ節に乳癌の転移を認めるまれな疾患である。今回われわれは,乳房以外の原発巣はなく,乳房造影MRI で乳房内病変が認められず潜在性乳癌と診断された5例の治療成績について検討した。潜在性乳癌の割合は原発性乳癌の0.11% で,平均年齢54歳,サブタイプ別でLuminal 2 例,non-Luminal 3 例,Ki-67labelingindex は未実施1 例を除き30% 以上であった。4例に術前化学療法施行,全例に乳房非切除+放射線療法を行った。再発はLuminal,HER2 タイプそれぞれ1 例に認め,いずれも40歳未満であった。5例の累積5年無再発生存率,累積5年全生存率の推定値は,それぞれ40.0%,66.7% であった。再発のうち1 例は経過観察中に乳房内乳癌病変が顕在化した症例で,ER陰性,HER2 陽性のサブタイプであった。術前化学療法施行+抗HER2 療法後,乳房非切除+腋窩リンパ節郭清+放射線療法を行い,4年経過した時点で乳房内病変が出現したまれな症例であった。当院で経験した潜在性乳癌はサブタイプに偏りはないが,Ki-67が高値の症例が多く予後不良であった。
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