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貧血と血小板減少で発症した乳癌骨髄癌腫症にアロマターゼ阻害剤が奏効した1 例
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JPY
Abstract
症例は61 歳,女性。貧血と血小板減少を主訴に受診した。左乳房に腫瘤を認め,針生検から浸潤性乳管癌,HR 陽性HER2 陰性と診断した。PET 検査で全身の多発骨転移,骨髄生検で乳癌細胞の転移が確認され,骨髄癌腫症と診断された。全身状態は良好なため,アロマターゼ阻害剤(AI)を選択した。速やかに貧血と血小板数の改善を認めた。治療開始後19か月の時点で左乳房切除,左腋窩リンパ節郭清を施行できた。組織学的治療効果判定はGrade 2a,高度のリンパ節転移を認めた。術後もAI の投与を続けている。治療開始後32 か月,画像・臨床上癌の存在を認めていない。本症例のように骨髄癌腫症で発症すること自体まれであるが,一貫したAI で長期寛解状態が続いている点も貴重な症例と思われる。
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