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JPY
Abstract
がん医療を担う人材不足を解決するために,2007 年から1 期5 年で合計3 期15 年にわたり,文部科学省の事業としてがんプロフェッショナル養成プラン(がんプロ)が実施され,2022 年3 月で終了する。第1~2 期では全国で約100 大学ががんプロに参加し,主として薬物療法,放射線治療,緩和ケアにかかわる医療人材の教育を行い,多数の専門人材が養成され,初期の目的を果たした。第3 期では視点を変えて,高度医療人材(ゲノム医療,希少がん・小児がん),ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成が中心となり,患者のニーズに合わせた個別がん医療人材が養成された。がんプロは大学院教育が中心で,複数大学が協力し,多職種連携に対して教育する特徴をもち,教育のみならず様々な影響を医療現場にもたらした。また,全国がんプロ協議会が作られ,大学・地域を越えて全国的に協力する体制が取られたことも大きな特徴で,全国e‒ラーニングはその最大の成果であった。がんプロは2022 年度には自主的に継続する必要があるが,新たな人材養成をする新規がんプロを期待したい。
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