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頭皮冷却装置RV2101を用いた乳癌の薬物療法誘発性脱毛抑制に関する有効性と安全性について
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JPY
Abstract
化学療法時の脱毛抑制として,頭皮冷却装置RV2101の有効性および安全性を評価した。アントラサイクリン系あるいはタキサン系薬剤の化学療法を受けた乳癌患者39 例を頭皮冷却群27 例と脱毛観察群12 例に割り付け,NCI 脱毛毒性基準グレードでの評価および量的脱毛毒性グレードスケールを用いた評価を行った。NCI 脱毛毒性基準グレードを用いた脱毛率でも量的脱毛毒性グレードスケールでも,それぞれ51.9%(14/27 例)および100%(12/12 例)であった。また,安全性としては頭皮冷却群および脱毛観察群ともすべての被験者に有害事象が認められたが,重度の有害事象は各群で化学療法に起因する1 例に認められたのみで,いずれの群でも半数例以上は軽度の有害事象であった。治験期間中,死亡例は認められなかった。RV2101を用いた頭皮冷却治療は,乳癌の標準的化学療法を受ける患者に認められる脱毛の軽減に明らかな効果を示した。また,頭皮冷却治療に関連して認められた有害事象は軽度で,軽快したことから許容できるものと考えられた。
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/content/article/0385-0684/50030/321