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トラスツズマブ デルクステカンにより片側に病理学的完全奏効が得られた両側HER2 陽性浸潤性乳管癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は52 歳,女性。両側HER2 陽性乳癌,両側腋窩リンパ節(LN)転移,両側肺転移,stage Ⅳ。標準的化学療法としてトラスツズマブ+ペルツズマブ+ドセタキセル療法を施行,右乳癌,右腋窩LN 転移,両側肺転移は縮小したが左乳癌,左腋窩LN 転移は増大となった。その後トラスツズマブ エムタンシンを施行,左腋窩LN 転移は縮小したが左乳癌は増大し左乳房は著しく緊満した。トラスツズマブ デルクステカン(TDXd)を施行したところ,治療開始後初めて左乳癌が縮小し乳房の炎症所見も消失した。他病変の再燃はなかった。TDXdを7 回施行し経過中最も縮小となった段階で左乳腺全切除,左腋窩LN 郭清術を施行した。病理にて左乳腺,左腋窩LN とも腫瘍細胞の完全消失が確認された。難渋したHER2陽性乳癌の局所治療にTDXdが極めて有効であった症例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/50030/327