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内視鏡的粘膜切除施行後の局所再発が疑われた直腸癌の1 例
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JPY
Abstract
症例は73 歳,男性。17 年前に他院で早期直腸癌(粘膜内癌)に対して内視鏡的粘膜切除(EMR)を施行された。10年後のがん検診による下部消化管内視鏡検査では粘膜には病変を認めなかった。12 年後に仙骨前面に石灰化を伴う腫瘤が偶然発見されたが,画像的に良性腫瘍と診断された。17 年後に便秘と下痢の症状を認め,下部消化管内視鏡検査で直腸に亜全周性の隆起性病変を認め,生検で直腸癌と診断された。この時点のCT では肝外側区域に転移を疑う腫瘤を認めた。直腸癌の診断に対して腹腔鏡下超低位前方切除術を施行し,病理診断はpT4a,N3,M1(H),Stage Ⅳa であった。術後1 か月で肝転移に対して腹腔鏡下肝切除を施行したが,6 か月のCT で多発肺転移を認め化学療法を行っている。本症例は粘膜内癌に対するEMR 後であるが,経過や病理所見から局所再発の可能性があると考えられた。
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/content/article/0385-0684/50030/360