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脂質異常症に対するエゼチミブ投与による管理目標達成効果
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JPY
Abstract
2007 年 7 月LC値は 5.7%の増加を示した(N. S.)。body massindex(BMI)高値例(≧25 kg/m2)でも,エゼチミブは良好な脂質プロファイル是正作用を発揮していた。投与法による影響をみてみると,エゼチミブ単独投与群では LDL−C 値は 25.0% 低下し(p<0.00001),スタチンとの併用投与群では 32.1%の低下を示した(p<0.00001)。エゼチミブ隔日投与群では LDL−C 値が 27.1%(p<0.00001),連日投与群では 33.3%(p<0.001)低下していた。エゼチミブ投与により,従来スタチン療法下で LDL−C 管理がきわめて困難であった冠動脈疾患一次予防高リスク群の 50.0%(3/6 例),二次予防群の 36.4%(20/55 例)が管理目標値に到達した。また,アポリポタンパクの変動を 7 例で検討したところ,アポ B 分画が22.2%(p=0.021),強力な動脈硬化惹起性因子といわれるレムナント分画も 31.3%有意傾向に低下し(p=0.059),とりわけ高 TG 血症例では,エゼチミブ投与によりアポ B(p=0.016),E(p=0.0016)の有意な低下がもたらされ,アポリポタンパクのプロファイル是正効果が認められた。以上の検討成績から,エゼチミブはコレステロールおよびアポリポタンパクのプロファイルを是正する特性を兼ね備えた,一次予防から二次予防までを考慮した脂質管理療法で,安全かつ安定した治療戦略を展開するための基本治療薬として有用な薬剤と考えられた。
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/content/article/0386-3603/37040/325