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10.総胆管結紮による急性胆汁うっ滞におけるKeap1-Nrf2 System の役割
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JPY
Abstract
胆管結石や悪性腫瘍によって引き起こされる閉塞性胆汁うっ滞は,肝における toxic bile acid や bilirubinの貯留により肝細胞に強い障害を与える。障害を受けた肝臓では大量の活性酸素が発生し,その消去のために還元型グルタチオンが消費されることが報告されているが1),生体の閉塞性胆汁うっ滞への防御機構についての分子メカニズムの詳細は不明な点が多い。これまでわれわれのグループは,生体において抗酸化ストレス応答,解毒代謝を制御する転写因子 Nrf2 が,肝細胞の胆汁排泄に重要な働きをする肝トランスポーター Mrp family の発現誘導を制御すること,そしてウルソデオキコール酸などのMrp family を介した利胆作用が,Nrf2 を活性化することによって行われることを明らかにしてきた2,3)。今回の研究では,総胆管結紮による閉塞性胆汁うっ滞病態モデルを作製し,生体の胆汁うっ滞に対する防御機構において転写因子 Nrf2 の果たす役割を解析した。なお,本稿は口演抄録である。
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