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15.非アルコール性脂肪肝炎におけるM30 の臨床的意義
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JPY
Abstract
近年わが国でも肥満や糖尿病の増加につれて,非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liverdisease:NAFLD)が増加している。NAFLD のうち炎症と線維化を伴う脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)は,単純性脂肪肝(simple steatosis:SS)と異なり,肝硬変,肝細胞癌へと進展することが知られている1~5)。NAFLD に対する患者管理では,NASH への移行を評価することが重要である。しかし,NASH の診断には現時点では肝生検が必須となっている。最近,アポトーシスと関連しているサイトケラチン 18(CK-18)の分解産物である M30 が,NASHと単純性脂肪肝(simple steatosis:SS)の鑑別に有用であることが報告されている6~8)。M30 はアポトーシスの過程において CK-18 が caspase-3 によって分解された後,血中に逸脱してくるとされている6,9)。血中 M30 はアポトーシスが関連した病態,たとえば慢性肝炎や各種悪性腫瘍などにおいても報告されている9,10)。今回われわれは,肝生検を行ったNAFLD 患者を対象に,M30 の血中濃度を測定し,血清 M30 の NAFLD での臨床的意義について検討した。なお本稿は口演抄録である。
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/content/article/0386-3603/38121/151