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選択的SGLT2 阻害薬Tofogliflozin の1 型糖尿病モデルラットに対する作用
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JPY
Abstract
糖尿病治療薬であるsodium︱glucose co︱transporter2(SGLT2)阻害薬,tofogliflozin(Tofo)の1型糖尿病に対する有効性と低血糖リスクについて評価するため,1 型糖尿病モデル動物として広く用いられているストレプトゾトシン投与ラットモデル(STZ ラット)を用いて検討した。Tofogliflozin はSTZ ラットにおいて単剤で血糖降下作用を示し,インスリンとの併用による相加効果も認められた。その血糖降下作用はインスリン投与とくらべて個体差が少なく,またインスリン投与群において散見される過度な血糖降下作用はみられなかった。さらに本薬のきわめて高いSGLT2 選択性が低血糖リスクの低減に有用かを検討するため,SGLT1 およびSGLT2 非選択的阻害作用を有するフロリジンとの比較を行った。インスリン投与により血糖値が低下した状態では,フロリジン投与では血糖値をさらに低下させる傾向がみられたのに対し,tofogliflozin では血糖値を過度に低下させる傾向は認められなかった。これらのことは,SGLT に対する選択性の違いが一因と考えられる。以上より,tofogliflozin は2 型糖尿病だけでなく,1 型糖尿病においても有効かつ低血糖リスクの少ない血糖降下薬として有望である可能性が示唆された。【利益相反】著者らは興和㈱の社員である。
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/content/article/0386-3603/45010/19