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熟成にんにくエキス含有食品摂取による抗疲労効果に関する研究―ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験―
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JPY
Abstract
目的本研究は熟成にんにくエキス含有食品の日常生活での疲労に対する効果を評価することを目的とした。方法ランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を健康な49 名の成人ボランティアに対して行った(男性15 名,女性34 名,20~62 歳)。被験者は試験食またはプラセボを4 週間摂取した。主観評価には視覚的アナログスケール(VAS;疲労感,リラックス感,集中力),気分プロフィール検査(POMS),ストレス覚醒感調査票(SACL)を用いた。作業能力は内田クレペリン精神(UKP)検査で評価した。結果試験食の4週間摂取により疲労感VAS はプラセボ群にくらべ有意に上昇が抑制された。プラセボ群の摂取4週間後の疲労感VAS の値(52.5±4.5 mm)は,ベースライン(36.9±3.5 mm)にくらべ有意に高かった。しかし試験群の摂取4 週間後の疲労感VAS の値(40.5±2.8 mm)はベースライン(40.8±4.3 mm)と変わらなかった。POMS の疲労スコアにも摂取4 週間後に群間の有意差がみられた。UKP検査において試験群では摂取4 週間後に作業数が有意に増加したが,プラセボ群には有意な変化はなかった。さらに試験食の摂取は有意に覚醒感,リラックス感の低下を抑制し,ストレスの上昇を抑制させ,集中力を上昇させた。供試食品に起因する有害事象はみられなかった。結論本試験の結果,熟成にんにくエキス含有食品は疲労感の上昇を抑制する効果を有することが明らかとなった。【利益相反】供試食品の提供および本試験の費用は㈱桃屋の負担にて実施された。また費用の一部に女子栄養大学栄養科学研究所の助成を受けた。【謝辞】本研究の測定にあたりご協力いただいた,女子栄養大学石井恭子氏,長野亜美氏,野原瑞希氏,医療法人瞭昌会松村医院大久保暢之氏に深甚なる感謝の意を表します。
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