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鮭鼻軟骨由来プロテオグリカン含有食品の膝関節への有効性試験―ランダム化プラセボ対照二重盲検並行群間比較試験―
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JPY
Abstract
背景 高分子多糖類のプロテオグリカンは,近年,注目度が高まっている日本独自の機能性素材である。そして,その膝関節炎への機能性には,免疫寛容を介した抗炎症作用によってもたらされるとされている。方法 本試験では,鮭鼻軟骨由来プロテオグリカン含有の食品を健常人に12 週間摂取させ,膝関節への有効性を評価した。被験食品群は,鮭鼻軟骨抽出物を配合したゼラチンハードカプセル1 粒から1 日1 回プロテオグリカン(900~1400 kDa)を5 mg 摂取した。試験では,独自のvisual analogue scale(視覚アナログ尺度,VAS)アンケートと高感度C 反応性タンパク(CRP)を主要評価項目として,主観的な評価に加えて炎症のバイオマーカーでも評価した。なお,被験者選定は,境界域の被験者が含まれないよう厳密に行った。結果 試験の結果,VAS アンケート設問Q1(総合評価)にて,4 週間後における変化率の群間比較で有意差(P=0.049)が示され,被験食品の膝関節への有効性が示された。また,長時間の負荷や高負荷に対する違和感を評価した設問でも,4 週間後における変化量の群間比較で統計学的な有意傾向(正坐時Q10 P=0.053,長時間の歩行時Q11 P=0.097)も示された。同時に,高感度CRP でもVAS スコアQ1の変化と一致した減少傾向が示され,VAS で示された膝関節への有効性は,プロテオグリカンを含有する鮭鼻軟骨抽出物による免疫寛容を介した抗炎症作用によるものと示唆された。結論 本試験より,プロテオグリカンを含有したサプリメントを摂取することで膝関節の違和感を改善・予防することが示された。
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/content/article/0386-3603/45110/1795