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JPY
Abstract
公益社団法人日本医師会 治験促進センター(以下,「当センター」)は日本国内における治験実施体制の整備および治験業務の標準化・効率化の促進を行うことを目的に活動している。とくに「臨床研究・治験活性化5 か年計画 2012」1)(平成24 年3月30 日文部科学省・厚生労働省)において“IT 技術の更なる活用等(企業主導治験,医師主導治験,臨床研究に共通)” の記載を受け,クラウドコンピューティングの推進として,IT システム開発と提供,電子化等にかかわるセミナー開催および教育コンテンツの提供等を行ってきた。活動当初は急速なIoT ツール等の登場に対し,医療機関等の導入現場では情報セキュリティポリシーの策定や教育等の体制が十分とはいえず,インターネット上で情報を取り扱うクラウドサービスに対しても懐疑的な質問が多数寄せられた。しかしながら近年,多くの医療機関でも電子化への理解も深まり,とくにペーパーレス等を足掛かりに当センターやベンダー各社が提供するさまざまなクラウドサービスが導入された。一方で,2020 年初頭のCOVID-19 の発生は,多くの医療機関業務へ影響を及ぼし,結果としてさらなる電子化や保管資料を電磁的記録とするいわゆる,電磁化,Web 会議・リモートSDV 等が進んだ。当センターではCOVID-19発生直後から医療機関のIoT ツールの導入状況や治験実施体制状況の調査を行ってきたので,これら調査結果について考察をする。なお,用語の混乱を避けるため以降IoT ツールも含めてIT システムと記載する。
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