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JPY
Abstract
肝臓は蛋白質,エネルギー代謝をはじめ,すべての栄養素代謝の中心臓器であることから,慢性肝不全ではさまざまな代謝異常をきたし,蛋白質エネルギー低栄養状態(protein energymalnutrition:PEM)に陥る1)。さらに,病態の進行に伴って出現する肝不全症状から食欲不振となり,食事摂取量自体が減少することも少なくない。一方,食欲はあるにもかかわらず,肝性脳症や耐糖能異常の合併により食事制限,栄養素の制限が加えられることも多く,PEM を増長している。しかも PEM に陥ると,その予後は悪化する2)。本稿では,はじめに慢性肝不全患者の栄養療法を総論的に述べ,その後に肝性脳症,腹水,あるいは糖尿病といった慢性肝不全にしばしば認められる合併症を伴う症例の栄養療法に言及する。
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/content/article/0386-8109/41040/373