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JPY
Abstract
マクロライド系抗菌薬(マクロライド系)はStreptomyces erythraeus という放線菌が産生する抗生物質で,代表的なものがエリスロマイシンである。エリスロマイシンは 1952 年に発見され,ペニシリンに引き続き,当時臨床的に重要であった肺炎球菌,化膿性レンサ球菌,黄色ブドウ球菌などのグラム陽性球菌をターゲットとして開発され,ペニシリンアレルギーの患者も含めて広く用いられた。また,嫌気性菌に対しても有効性を認めた。しかし近年では,市中肺炎における非定型肺炎の重要性が認識されるようになり,βラクタム系抗菌薬(βラクタム系)が効かないマイコプラズマ肺炎やクラミジア・ニューモニエ肺炎の頻度が高く,これらの肺炎の第一選択薬としてマクロライド系が再び脚光をあびている。
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/content/article/0386-8109/41050/471