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Virtual HistologyTMにより血栓を同定しえた急性冠症候群の 1 症例
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JPY
Abstract
血管内超音波検査(intravascular ultrasound:IVUS)は血管断面を断層像として描出する検査方法で,冠動脈血管壁の構造や内腔構造の情報を生体内で得ることができる。そのため,的確な病変形態の把握と,それに基づく安全で効果的な冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention:PCI)を行う際には必須の検査法である。Virtual HistologyTM(VH:Volcano Therapeutics 社製,CA,USA)は radiofrequencybackscatter signal のスペクトルを解析することにより血管組織の性状を定性的に評価し,プラークの構成成分を評価する方法である。一方,急性冠症候群(acute coronary syndrome:ACS)の発症には,プラークの破綻を起点として血栓の存在が大きく関与している。VH-IVUS は現段階ではその解析分類ツリーに血栓の同定がなされていないため,ACS 病変における血栓の同定は困難である。しかしながら,われわれは VH の解析と grayscaleIVUS による慎重な読影を加味することにより血栓の同定を行い,血管内視鏡によって確認している。本稿では,慎重な読影が診断に有効であった 1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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/content/article/0386-8109/41080/866