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JPY
Abstract
近年のがん治療における特筆すべき変化のひとつは,入院から外来へと薬物療法の場が移行してきたことである。これが達成できた理由は,悪心・嘔吐などの有害事象の少ない有効な新規抗がん剤が開発されたことと,顆粒球コロニー刺激因子(granulocytecolony stimulating factor:G-CSF)や 5-HT3受容体拮抗薬などにより有害事象対策の進歩がみられたことによる。今までどおりの社会生活を送りながら至適な治療を継続するということは QOL や日常を重視した前向きな考え方であり,望むべき変化である。また,国-厚生労働省が推進する入院期間の短縮や包括医療の方針にも合致している。ただし,これには合理的側面もあるが,医療経済が患者利益よりも優先されているとすれば,必ずしも好ましい側面ばかりではないし,外来がん化学療法(外来化学療法)治療にはさまざまなピットフォールが存在する。
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/content/article/0386-8109/41110/1183