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NSAIDs 胃潰瘍の典型例の呈示および自験例(187 例)について
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JPY
Abstract
近年,胃粘膜傷害の発生要因として HelicobacterPylori 菌(H. P. 菌)と非ステロイド性消炎鎮痛剤(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)が注目されている。前者においては一般人口におけるH. P. 菌の感染率の低下,さらには除菌療法の普及などにより H. P. 菌関連疾患の減少が示唆されている。しかし,後者においては高齢化社会の到来を迎え,整形外科,リウマチ科,膠原病内科領域で広く使用されており,さらに近年では神経内科,循環器内科領域を中心に低用量アスピリンの使用量が著明に増加している。NSAIDs は今日,最も臨床の場で広く使用されている薬剤の代表といっても過言ではないと思われる。これに伴い副作用としての胃病変が増加し問題となってきており,筆者ら1~3)も従来よりたびたび報告してきたが,本稿においては筆者らが経験したNSAIDs 胃潰瘍の 1 症例について呈示し,解説を加える。
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/content/article/0386-8109/41120/1295