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高年妊娠・出産における育児支援のあり方 さまざまな背景を踏まえて
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JPY
Abstract
2006 年の人口動態統計1)では,女性の平均初婚年齢は28.2 歳となっており,第1 子の平均出産年齢は29.2 歳である.一方で,図1 で示すように,1975 年以後結婚から第1 子出産までの期間に大きな変化が見られる.これは近年の不妊治療技術向上の成果と考えられ,以前では妊娠・出産をあきらめていたようなケースでも出産に至る割合が増加したと言える.また,図2 で示すように,40 〜 44 歳で第1 子を持つ人が1.3%あり,その実数値は7,013人となっている. 生殖期にある女性たちは働く女性でもあり,労働力率2)における女性のM 字型は,20 〜 24 歳層だったピークが25 〜 29 歳層に移り,ボトム(30 〜34 歳)の労働力率が大幅に上昇している.さらに,再婚女性で,上の子どもと年の離れた子どもを出産した人もいるであろう. このような背景を持つ35 歳以上の女性が妊娠から出産後までのケアを受け,育児を担うことを意識しながら,本稿では,出産・育児のプロセスは親となる男女が共に成長する過程でもあるということを前提にして私見を述べていきたい.
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