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経肛門的小腸バルーン内視鏡が診断に最も有用であった成人メッケル憩室出血の3 例
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JPY
Abstract
消化管出血を主訴に精査し,成人メッケル憩室を発見した症例を3 例経験した。いずれも経肛門的小腸バルーン内視鏡が診断確定に最も有用であった。症例1 は21 歳,男性,症例2 は36 歳,男性,症例3は21 歳,男性である。全症例に上下部消化管内視鏡検査が行われたが出血源は同定し得なかった。全症例に小腸カプセル内視鏡,メッケル憩室シンチグラム,経肛門的小腸バルーン内視鏡を行った。症例1 は3検査のいずれでもメッケル憩室の指摘が可能であったが,症例2 は小腸カプセル内視鏡で病変が指摘できず,また症例3 はメッケル憩室シンチグラムで所見が得られなかった。経肛門的小腸バルーン内視鏡は全症例において診断に有用であった。基礎疾患をもたない若年成人の消化管出血の原因がメッケル憩室である頻度は高い。かかる症例には積極的に経肛門的小腸バルーン内視鏡を試みることが診断確定に有益と考えられた。
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/content/article/0912-0505/31010/64