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Helicobacter pylori 除菌により0-Ⅰ 型から0-Ⅱc 型に形態変化を来した過形成性ポリープの癌化の1例
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JPY
Abstract
症例は60 歳,女性。上部消化管内視鏡にて幽門前部前壁20 mm 大,山田Ⅳ 型の胃腺窩上皮型過形成性ポリープと診断され,Helicobacter pylori 除菌治療を施行された。8 か月後の経過観察において,ポリープは中心部に陥凹を来し平坦および縮小化していた。さらに6 か月後に再検したところ,わずかな陥凹を残すのみとなっていた。同部生検において高~中分化型管状腺癌と診断され,胃粘膜下層剥離術を施行した。最終診断は0-Ⅱc 型早期胃癌であった。免疫染色にて癌抑制遺伝子p53 が初回生検から陽性であり,当初から癌化を伴う過形成性ポリープであったと考えられた。除菌前後においても癌化を念頭に置いた詳細観察が必要である。
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/content/article/0912-0505/32010/7