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対策型胃がん検診での死亡率減少効果―主に受診間隔との関連―
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JPY
Abstract
新潟市の対策型胃がん検診は,2003 年4 月より内視鏡検診が従来のX 線検診に加えて施行された。本研究は受診者が大幅に増加した2005 年度の検診について死亡率減少効果,さらに受診間隔と死亡率減少効果の検討を行った。その結果,内視鏡検診および直接X 線検診ともに新潟市民との比較で明らかな死亡率減少効果がみられた。 一方,この死亡率減少効果に及ぼすバイアスの一つである過去の受診歴との関連についても検討を行った。内視鏡検診は過去3 年間の受診歴の有無にかかわらず,新潟市民に対しての死亡率の減少効果はみられたが,直接X 線検診では3 年連続受診群のみに死亡率減少効果がみられた。 さらに2005~2008 年度の4 年間の内視鏡検診群では,偽陰性となりやすい胃潰瘍瘢痕と明らかな隆起病変を除けば,隔年検診群と連続検診群との間には死亡率の差はみられなかった。結論として特定病変は一般診療で経過観察を行えば,内視鏡検診は隔年受診で十分な死亡率減少効果を得られると考えられる。
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/content/article/0912-0505/33010/1