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肝内門脈肝静脈シャントによる高アンモニア血症に対しシャント血管塞栓術が有効であった1 例
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JPY
Abstract
症例は88 歳,女性。主訴は反復する意識障害。既往に特発性門脈圧亢進症があり,脾摘出術を施行されている。血液検査で高アンモニア血症を認め,腹部造影CT 検査で肝内門脈―左肝静脈間にシャントを疑う所見を認めた。各種検査から肝硬変は否定的であり,門脈肝静脈シャントによる高アンモニア血症,肝性脳症と診断し,分岐鎖アミノ酸輸液製剤で加療を開始した。しかし,分岐鎖アミノ酸輸液製剤の投与のみでは意識障害の改善が乏しかったため,シャントに対しバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術を施行した。シャント血管塞栓術後,意識障害は回復し高アンモニア血症は改善した。肝内門脈肝静脈シャントによる肝性脳症に対しシャント血管塞栓術を施行した報告は少数のみであるが,本症例においても門脈肝静脈シャントによる高アンモニア血症・肝性脳症に対しシャント血管塞栓術が有効であったと思われ報告する。
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/content/article/0912-0505/33020/112