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早期胃癌に対するESD 施行後の適応外病変の経過・予後の検討
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JPY
Abstract
2007 年2 月~2016 年12 月の期間,当院にて早期胃癌665 例に対してESD を施行し,そのうち適応外病変と診断された45 例47 病変を対象とした。ESD 後に追加手術を施行した症例をA 群(26 例27 病変),経過観察となった症例をB 群(19 例20 病変)とし,両群の治療後の経過・予後について検討を行った。A群に死亡例はなく,5 年生存率は100% であった。B 群は5 例の死亡例(原病死1 例,他病死4 例)が認められ,5 年生存率は70.0% であった。Kaplan‒Meier 法による生存曲線にて,全生存率はA 群で有意に高かったが,疾患特異的生存率では両群間に有意差を認めなかった。以上より,追加手術を施行した症例の予後は良好であり,適応外病変に対しては追加手術が原則と考えられるが,追加手術を行わず経過観察となった症例の予後も比較的良好であり,手術のリスクが高い症例に対して内視鏡的治療は選択肢の一つと考えられる。
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/content/article/0912-0505/34020/115