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ESD の局注液におけるグリセリン添付の有無と赤褐色尿発症の関連性についての検討【第二報】
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JPY
Abstract
[背景・目的]endoscopic submucosal dissection(ESD)を契機に発症する赤褐色尿について,局注液として投与したグリセリンと赤褐色尿の関連性について追加検討した。[方法]2008 年8 月~2013 年7 月のグリセリン使用群283 例と2013 年8 月~2016 年12 月のグリセリン非使用群239 例において,赤褐色尿の発症率について比較検討した。グリセリン使用量判明群における使用量と赤褐色尿の発症率の関連性について検証した。[成績]グリセリン使用群では11.7%(33/283)に赤褐色尿を認めたが,非使用群では1 例もみられなかった。また,グリセリン局注量の増加に伴い赤褐色尿の発症が増加していた。[結論]赤褐色尿の原因として局注液内のグリセリンの関与が強く疑われた。病態としてグリセリンによる溶血,ヘモグロビン尿の発生が推察され,高濃度グリセリンを使用したESD を契機に赤褐色尿を認めた場合には,溶血の可能性も考慮して対応することが望ましいと考えられた。
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/content/article/0912-0505/34020/123