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統合医療と生体エネルギー療法の臨床—その背景から臨床応用まで—
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JPY
Abstract
生体エネルギー療法には、セラピューティックタッチ、ヒーリングタッチ、外気功、レイキ、岡田式浄化療法などいくつかの種類がある。概してその理論は、療法士の手のひらから宇宙や大自然のエネルギーを放出して「生体エネルギー」の流れやバランスを整えたり、「霊体(spiritual body)の曇り」の排泄を促すことで、自然治癒力を高めて健康を増進するというものである。療法の効果はまだ確立されたとはいえないが、現在のところ慢性の痛みや自律神経症状、うつ、不安などを和らげると報告されている。また、自律神経系や免疫機能への影響も示唆される。生体エネルギー療法は安全性が高く、誰でも比較的容易に施術資格が得られるので、家庭などでの健康法として適している。また、症状がよくなった時に、感謝の気持ちから患者自身が療法士になることも少なくない。こうした生体エネルギー療法の特異性が医師-療法士-患者間の信頼関係を構築し、統合医療の質の向上に役立つ。実際、東京療院・MOA高輪クリニックの岡田式浄化療法部門は、よくなった人が療法士となって人や社会に尽くすというボランティア精神に支えられており、統合医療の推進に重要な役割を果たしている。それだけに、生体エネルギー療法が宗教勧誘の手段やいかさま医療と誤解されないようにすることが重要である。
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