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JPY
Abstract
進行胆道癌は極めて予後不良の疾患であり有効な標準療法の選択肢が乏しい。最近,癌精巣抗原由来ペプチドワクチンの安全性と臨床的有効性がいくつかの臨床試験で報告された。われわれも7種類のペプチドを使用した二つの臨床試験を標準療法不応進行胆道癌患者18 名に対して実施した。ペプチドワクチンは毎週1回皮下投与し,可能な限り継続した。1 番目の試験ではDEPDC1,URLC10,KOC1,TTK の4種類のペプチドを,2番目の試験ではCDCA1,CDH3,KIF20A の3 種類のペプチドをモンタナイド(ISA-51)とエマルジョンにして投与した結果,grade 3 以上の重篤な有害事象は認められなかった。ペプチドワクチン投与開始後のPFS 中央値は4.2 か月,OS 中央値は9.7 か月,1 年生存率は38.9%であり,ペプチドワクチン接種部位にgrade 2 の皮膚反応を認めた患者では有意に生存期間の延長が認められた(p<0.001)。胆道癌に対するペプチドワクチン療法は安全で臨床効果が期待できる治療法であり,今後の第II相臨床試験への展開が望まれる。
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/content/article/0914-2223/25060/883