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【専門医に求められる最新の知識:脳血管障害】 内頚動脈狭窄症の不安定プラークにおける血管内皮前駆細胞と新生血管
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JPY
Abstract
内頚動脈狭窄症は,脳梗塞の発症の原因としてわれわれ脳神経外科が治療にあたる機会が多い疾患である.多くのエビデンスから外科治療の適応は,狭窄度を基準に設定されていた. しかし,近年のMRIの進歩などにより,脳梗塞発症の危険が高い不安定プラークを検知することが可能になってきた.これに伴い,外科適応は狭窄度からプラークの不安定性を重要視するようになってきた.不安定プラークの本態は,局所における慢性炎症やプラーク内での出血像である.病理学的にはマクロファージの浸潤,新生血管の増生が挙げられる. 新生血管の増生がプラーク内の出血に関与していることは,報告されているが,新生血管の増生メカニズムについてはいまだ不明である.本稿では,不安定プラークが形成され発症する原因となる新生血管の発生に焦点を当てて内頚動脈狭窄症のプラークの病理標本から得られた知見を中心に解説を行う.
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