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【Reader's Report(投稿)】 肺結核を併発した終末期悪性黒色腫患者の緩和ケアと感染対策-症例から-
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JPY
Abstract
80代、男性。悪性黒色腫のため緩和ケア病棟に入院したが、入院直前に塗抹陰性肺結核の合併を指摘された。緩和ケア病棟では初めての結核患者受け入れであったため、予後の限られた患者に対する結核治療や各種検査の必要性、空気予防策の開始時期、感染対策の適切性の評価、乳幼児の面会の可否など、種々の問題が生じた。これらに対し当院では、陰圧室の運用やN95マスクの使用法について再度周知するとともに、職員の接触者健診を実施した。さらに乳幼児が結核患者に面会する方法として、車いす型アイソレーターの使用について検討を行った。また、緩和ケア病棟における結核治療は、本人の生活の質を下げる可能性がある一方、付き添 いの家族や職員を感染から守るには不可欠と考えられ、結核患者が入院した場合は、基本的に結核治療や定期検査を実施する運用とした。緩和ケアの拡大に伴い現場での結核対策の構築は急務であり、本例は貴重と考えられた。
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/content/article/0919-1011/28030/282